多田邦尚名誉教授(香川大学農学部元教授?香川大学瀬戸内圏研究センター客員教授)が、「閉鎖性海域における物質循環研究の推進と環境保全活動の普及啓発」として、その功績が認められ、2025年度日本海洋学会宇田賞を受賞しました。欧洲杯足球买比赛平台网址_欧洲杯开户首选-官网中文版7年9月23日、2025年度日本海洋学会秋季大会(於北大水産学部?函館キャンパス)において、表彰式が行われました。

日本海洋学会では、顕著な学術業績を挙げた研究グループのリーダー, 教育?啓発や研究支援において功績のあった者など、海洋学の発展に大きく貢献した者に宇田賞が授与されております。

多田名誉教授は、平成2年(1990年)より、香川大学農学部に勤務。同大学の助手、講師、助教授を経て、平成14年(2002年)より教授、平成25年(2013年)からは同大学?瀬戸内圏研究センター長を務め、欧洲杯足球买比赛平台网址_欧洲杯开户首选-官网中文版7年(2025年)3月に定年退職を迎えられました。

在職中は、瀬戸内海をフィールドに、「沿岸海域の低次生物生産過程と生元素循環に関する研究」を推進されました。数々の研究助成金を獲得し、名古屋大学?金沢大学、瀬戸内地方の広島大学?愛媛大学、海上保安大学校等、更に大阪府?兵庫県?岡山県?香川県水産試験場などと共同研究を展開し、東部瀬戸内海の研究拠点として、瀬戸内海の環境研究をけん引されました。

海洋科学の教科書「海洋科学入門」(恒星社厚生閣)を執筆(共著)、また、一般市民向けの「瀬戸内圏の干潟生物ハンドブック」(恒星社厚生閣)の出版にも尽力されました。更に、瀬戸内海の環境に関する教材動画(瀬戸内海環境保全協会)を作成、また、高校生や一般市民に対する多くの海洋実習?講演等(日本財団海と日本プロジェクトなど)を実施し、沿岸海洋学の啓蒙活動にも力を入れてこられました。

今回、このような実績?活動の功績が認められ今回の受賞につながりました。

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