「受賞」梶原竜光(大学院生)修士論文発表会最優秀賞
梶原竜光くん(大学院生)が、修士論文発表会において最優秀賞を受賞しました。
修士論文題目:
イオン認識機能を示す液晶性ペリレンビスイミド誘導体の開発
概要:
本研究では、液晶材料と呼ばれるディスプレイなどにも応用されているような柔らかい材料を用いて、電子とイオンの伝導をナノメータースケールという非常に小さな世界で制御することに挑戦しました。具体的には分子設計に、電子が豊富な部位、及びイオンと親和性のある部位を組み込み、それら二つの部位が重なりながら分子が積層していく構造(カラムナー構造)を築くことで両伝導の制御を可能とします。実際に、液晶材料にはあまり見られないほど緻密で直 線的な構造がナノメータースケールで確認され、これにより、カラムナー構造が築けていることがわかりました。
本人のコメント:
今回このような貴重な賞を頂きとても光栄です。舟橋正浩先生をはじめ、研究に対して、ご教授頂いた方々に大変感謝いたします。今回の研究では、多くの興味深い結果を出すことができましたが、それは多くの方々の協力があったからこそ成し遂げることができました。何事においても一人の力は限られており、たくさんの人と関わりながら物事を進める事の大切さを学びました。
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