伊勢田乃愛さんが小学校で本を読む空間をデザイン
4年生の伊勢田乃愛さんの卒業制作がメディア取材を受けました。
伊勢田さんは、卒業制作で高松市立太田南小学校と協力し「図書室の中の学校プロジェクト」と題して小学校の中の各所に子供たちが本と触れ合える仕掛けづくりに携わってきました。この度、プロジェクトの一環として取り組んだ「グリーンライブラリー」のリニューアルをお披露目するオープニングセレモニーを、高松市立太田南小学校にて1月31日13時より開催しました。
グリーンライブラリーは、校舎2階の廊下にある、子供たちが自由に本を読めるフリースペースです。しかし、薄暗く統一感のない環境であったため、今回リニューアルするべく伊勢田さんは空間デザインを担当しました。壁を緑色に塗り替え、廃材を再利用するなどして、本棚を作りました。隣には机と椅子を用意し、自習場所も設けました。
オープニングセレモニーには１~6年生の約70人が集まり、児童たちは思い思いに読書を楽しみました。その様子は、KSB瀬戸内海放送の「News Park KSB」?NHKの「ゆう6かがわ」で同日に放送されました。また、朝日新聞2月4日朝刊、四国新聞、読売新聞にも掲載されました。
伊勢田さんコメント
「本をツールに人が交流できる拠点を作りたい」という思いから、このような形で卒業制作として作り上げることができ、今までやったことのない空間設計とブランディングという貴重な経験ができました。最近では、家で本を買うのが難しい家庭もあると思いますが、グリーンライブラリーを通して本をみなさんに触れる機会を増やし、気軽に読めるような空間になることを願います。
指導教員 南 政宏
