建築?都市環境コース
1.教育理念
少子高齢時代の様々な課題に応えるためには、地域社会の現状と課題を多面的に理解?分析し、質的価値の高い持続的な社会を構築しうる技術者の輩出が不可欠である。本コースでは、建築、土木、環境を基礎とした教育を提供し、地域固有の自然環境や歴史文化、社会基盤、種々の建築物といった社会を構成している諸要素を俯瞰でき、これらを活かした新たな都市環境の創出に寄与できる発想力?企画力を有する技術者を養成する。
2.コースの説明
本コースで養成される技術者として、主なものは土木技術者、建築技術者であり、両者にとって身につけておくべき最低限の知識には共通するものが多い。このことから、本コースでは、土木技術者、建築技術者の双方に求められる基礎知識を一体的?総合的なものとして学べるカリキュラムとしている。一方、それぞれの志向に即した科目も提供されているため、後述の「建築?都市環境コース卒業要件表」、「カリキュラム関連表」を目安にして履修すること。
なお、防災?危機管理コースによって提供されているいくつかの講義も履修できる。
3.学習到達目標(コースディプロマ?ポリシー)
建築?都市環境コースでは、教育理念?教育方針に従って、以下の学習到達目標の下にカリキュラムを編成する。
言語運用能力 | ①土木?建築技術者として、英文の読解、および英語による口頭コミュニケーションができる程度の国際的コミュニケーション能力を身につける。 ②卒業研究および実験科目等を通じて、研究成果の文章表現と口頭発表する能力を身につけ、それを活用することができる。 |
---|---|
知識?理解 | ③土木?建築技術者として必要な自然科学の基礎知識、数理的基礎能力を修得する。 ④解決すべき技術的課題を人間、環境、社会の観点から多角的に思考することができる。 ⑤土木構造物?建築物の設計技術、安全で快適な都市環境、居住空間をデザインする技術、健全な自然環境を実現する技術を習得し、それらを社会で活用することができる。 |
問題解決能力?課題解決能力 | ⑥インターンシップおよび実務に関連した科目の履修を通じて、幅広い視野や実務上の問題に対応することができる。 ⑦卒業研究および実験科目等を通じ、課題設定能力、課題探求能力を身につけ、社会が抱える課題の解決に役立てることができる。 |
倫理観?社会的責任 | ⑧工学技術者として社会に対して負う責任や倫理にもとづき行動できる。 |
地域理解 | ⑨地域の現状と課題を理解し、それらを土木構造物?建築物の計画?設計等に活かすことができる? |