○香川大学経済学部における人を対象とする研究に関する規程
欧洲杯足球买比赛平台网址_欧洲杯开户首选-官网中文版6年11月13日
(目的)
第1条 この規程は、香川大学経済学部(以下、「本学部」という。)において、人を直接の対象とする研究を倫理的観点から適切に遂行する上で、求められる研究者の行動と態度の基準を定めることを目的とする。
(1) 人を直接の対象とする研究 一般市民、学生等の個人又は集団等から、観察、アンケート調査、聞き取り調査等の方法により、その行動、環境、心身等に関する情報?データ等を収集又は採取し、その成果を公表する一連の研究活動をいう。
(2) 研究者 本学部に所属する教員、教員の指導の下で研究活動に従事する大学院生又は学部学生、その他本学部において研究活動を行う者をいう。
(3) 研究対象者 前号の研究者が実施する研究に対して、個人又は集団等の情報?データ等を提供する者をいう。なお、一旦、協力を承諾し、その後、撤回し辞退した者も研究対象者に含まれる。
(研究倫理の原則)
第3条 人を対象とする研究は、個人の生命、尊厳及び人権を重んじ、科学的かつ社会的に妥当な方法又は手段を以て遂行されなければならない。
2 研究者は、人を対象とする研究を実施するにあたり、研究対象者に身体的及び精神的負担並びに苦痛をできる限り与えないように配慮するとともに、研究目的がそれに見合うものであるかどうかを事前に検討しなければならない。
(研究者の説明責任)
第4条 研究者は、原則として、個人又は集団等の情報?データ等を収集?採取する場合は、その情報?データ等の収集方法について、予め研究対象者に分かりやすく説明しなければならない。
2 研究者は、原則として、研究対象者に何らかの身体的及び精神的負担並びに苦痛等の不利益あるいは危険が生じる可能性がある場合は、その予見される不利益等の内容について、適切な方法を以て研究対象者に説明しなければならない。
3 研究者は、事前に研究方法等について、一部の説明を行うことができない正当な理由がある場合は、個人又は集団等から情報?データ等を収集した後、速やかにその事情を説明し、研究対象者の了解を得るよう努めなければならない。
4 研究者は、研究対象者に実際に不利益等が生じた場合の対策を予め適切に講じなければならない。
(インフォームド?コンセント)
第5条 研究者は、個人又は集団等から情報?データ等を収集する場合は、事前に書面、口頭、その他の適切な方法で研究対象者の同意を得ることを原則とする。
2 研究者は、研究対象者が不利益を受けることなく、研究実施期間中いつでも同意を撤回し、研究への協力を中止する権利を有することを研究対象者に周知しなければならない。
3 研究者は、研究対象者が未成年である場合や同条第1項に規定する同意能力が十分にないと判断される場合は、代諾者による同意を得なければならない。
4 研究者は、研究への不参加や途中辞退の方法について、研究対象者に適切に説明しなければならない。
5 研究者は、研究対象者が同意を撤回した場合は、当該対象者の情報?データ等を速やかに廃棄しなければならない。
(個人情報の取り扱い)
第6条 研究者は、研究の実施に伴い研究対象者に関する個人情報を入手した場合は、欧洲杯足球买比赛平台网址_欧洲杯开户首选-官网中文版香川大学個人情報管理規則に基づき取り扱うこととし、その管理に細心の注意を払わなければならない。
(研究対象者との関係等)
第7条 研究者は、研究対象者との間に経済的利益関係、権力関係等が存在する場合、適正な研究の遂行が妨げられないように、予め適切な措置を講じなければならない。
2 研究者は、研究対象者に対して支払われる報酬等が適切であるかについて、予め検討しなければならない。
(第三者への委託)
第8条 研究者が第三者に委託し、個人の情報?データ等を収集する場合は、この規程の趣旨を踏まえた契約を交わした上で、研究を行わなければならない。
(研究倫理の理解)
第9条 研究者は、香川大学行動規範(平成17年4月1日付)及び香川大学コンプライアンス?ガイドライン(平成17年4月1日付)を遵守するとともに、香川大学が指定した研究倫理教育を受講し、研究倫理についての理解を深めなければならない。
(研究倫理審査)
第10条 研究者は、人を対象とする研究の研究計画又は公表予定原稿が倫理的観点から妥当であるかどうかについて、香川大学経済学部研究倫理委員会に倫理審査を求めることができる。
附則
この規程は、欧洲杯足球买比赛平台网址_欧洲杯开户首选-官网中文版6年11月13日から施行する。